ここでは、カーブや曲がり角というのは抜きにして、
単に真っ直ぐな道を走行するというケースで話をすすめます。
車というのは、ハンドルを持たなくてもある程度真っ直ぐ走るように出来ています。
タイヤの周辺に付いてる部品がそのように設計されていますから。
しかし、真っ直ぐに見える道路も多少曲がっていたり、平らではなかったり、
運転手本人がハンドルを動かしてしまったり…色んな理由で車の軌道はズレていきます。
真っ直ぐ走れる人というのは、ちょっとでも軌道がズレようものなら微妙なハンドル操作で修正します。
ちょっと…なんとなくズレたかな…その段階で修正を繰り返しているのです。
それは、慣れてくると無意識のうちに行われます。
逆に真っ直ぐ走れない人というのは、軌道がちょっと…ではなく完全にズレてから修正しようとします。
完全に左に行ってから右に修正する。というのが多いですね。
当然、大きく修正しなければならないのでハンドルも大きく動かすことになります。
それが「ふらつき」「真っ直ぐ走れない」という現象です。
その原因は???
軌道のズレに気付くのが遅い…ということです。
では、ズレに早く気付くためには???
真っ直ぐ走れているのかどうかをもっともっと意識して気にすること。要するに目配りです。
右だけを見ている人よりも、左右バランスよく見ている人の方が早くズレに気がつきます。
近くだけを見ている人よりも、近くも遠くも見ている人の方が早くズレに気がつきます。
キープレフトとか難しい話は置いといて、とりあえず真ん中あたりを走れるようになりたいですよね?
道路に限らず全てに於いて「真ん中」というものを考えてみてください。
そのとき二つ以上のものを見て比較するはずです!運転中はそうしていますか?
一点だけを見ていたり、右の線だけを見ていたりはしていませんか?
もし、心当たりがあるなら、早速次の技能教習からちょっと意識してやってみましょう!!
右も左も近くも遠くも視界に入れる努力をするのです。
でも、あまりまじめに深く考えすぎるとチカラが入ってしまうので気をつけて(^^)
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