エンジンブレーキ

アクセルを離したら勝手に効いているブレーキがエンジンブレーキです。
その効き具合は、調節できるのを知っていますか?


エンジンブレーキの特性

エンジンブレーキの調節にはギヤを使います。
MTもATも二輪車も全部同じ仕組みなので同じように考えてください。

N ニュートラル エンジンブレーキはまったく効きません。
D 高速ギヤ エンジンブレーキは弱く効きます。
3 ドライブよりは効きますが、やや弱い(高速道路の減速などによく使われる)。
2 低速ギヤ かなり強く効く。
L 最高に効く(急ブレーキになる恐れがあるくらい効きます)。

備考  MT車の場合クラッチを踏む(切る)ことによって
エンジンブレーキはサッパリ効かなくなります。


エンジンブレーキに関する問題の例
長い下り坂をオートマチック車で通行する場合、エンジンブレーキの効きがわるいので、
フットブレーキをたくさん使用するとよい。
×
走行中はクラッチを切ると走り続けようとする性能がなくなるので、すぐに止まる。 ×
やむを得ず急ブレーキをかけるときは、ブレーキとクラッチを同時に踏むとよい。 ×
高速道路で減速するときは、一段低いギヤに落として減速するとよい。
自動二輪車は、高速ギヤから低速ギヤ(ローギヤ)にしないと、
エンジンブレーキの制動効果は得られない。
×
高速ギヤになるほど、エンジンブレーキの制動力は大きくなる。 ×